にっけちゃんねる〜カルチャー編〜

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【音楽】in トーキョーシティ / グッドモーニングアメリカ

in トーキョーシティ / グッドモーニングアメリカ

★★★☆☆(星3つ)

1年半ぶり、グドモ待望の2ndフルアルバム。
まずジャケットがカッコ良いね。めっちゃ好き。

inトーキョーシティ [初回限定盤 CD+DVD]

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収録曲
1. inトーキョーシティ
2.アブラカタブラ
3.何とかなるでしょう
4.STOP THE TIME
5.拝啓、ツラツストラ
6.コールアップ
7.夕暮れ
8.ワンダーフルワールド
9.2014年6月25日我思ふ
10.STAY WITH ME
11.イチ、ニッ、サンでジャンプ
12.スクランブル交差点

グドモ節全開、ド直球な一枚

グドモらしい疾走感、ポップ感はそのままにますますパワーアップ。
どんどん大衆受けするような、キャッチーな方向に進んでいるように思う。
ライブで聞きたくなる曲ばかりだった。
気になった曲について少しレビュー。

1.in トーキョーシティ

アルバムの表題曲が一曲目に。
東京と言う街で感じたVo.金廣の心の中が正直に表現されているように感じた。


自分押し殺して居場所を守っているんです

私ただの部外者です
私ただの傍観者です

ご都合主義で時には被害者面をし、時には加害者になり(PVでもそうだしね)。

はじめは東京に向けた(最近流行ってるよね)曲なのかと思ったら全然違う。
紛れも無い自分自身に向けた歌。

曲の最後では、

私を変えれる勇者であれたら

この街東京で生きる、前向きな思いが。
まあつまり「色々あるけど頑張って生きていこうぜ」と解釈。

アルバムの最初に相応しい一曲だと思う。

2.アブラカタブラ

グドモでイチバン好きな曲がアルバムの二曲目に。

半年前まではグドモのことをよく知らなかったのだけれども、
このPVを見て一気にこのバンドを知り、聞くようになった。
グドモを知るきっかけとなった一曲。
ジャキジャキしたイントロのギターリフは何度聞いてもカッコ良い。

アルバムの二曲目、ということでアルバム全体を盛り上げる位置に置かれている。
でもただ盛り上げるだけじゃなく、一曲目の「in トーキョーシティ」との繋がりで、「生きる」というメッセージがリスナーに伝わるように思う。

正直今までこの歌詞にメッセージ性はないと思っていたのだけれども、
アルバムを通して聞いてハッとさせられた。

明治大正昭和越え
革命も戦争もなく育ち
月火水木金土日を
繰り返し生きて生きて死んでいくの

何気ない日常を強く生きていこうというメッセージ性に心打たれた。
とにかくカッコ良いぜ!

9.2014年6月25日我思ふ

なんだこのタイトルは、と最初思った。
調べてみると、ワールドカップ、日本VSコロンビア戦で日本がボコボコにされた日なのね。

よくライブとかのMCである、

俺らが伝えたいことは、全て曲で伝えるから

を具現化した一曲のように感じた。

薄っぺれえ生き方して来たんだね
馬鹿らしい馬鹿らしい

周りに合わせて強気になってるだけじゃん
そんな事に費やす暇
俺にはないぜ

にしてもストレートすぎな歌詞。
グドモなりの現代の若者(特にTwitterなんか)への警鐘なんだろうけどちょっとなあ。
さすがにちょっとダサいと思ってしまった。

KANA-BOONの「ウォーリーヒーロー」も根本的には同じテーマなんだと思う。

曲自体はカッコ良い、深く聞いてしまうとひいてしまう、そんな一曲だった。

全体を通して聞いて

本当に力強い一枚。
聞いた後元気を貰えるし、何よりライブに行きたくなる。

もう少し歌詞が良かったらもっと良いのに…と思ってしまったけど、
それを踏まえても良いアルバム。

紹介し切れなかった(面倒だった)曲もいい曲沢山。
是非手にとって聞いてみてね。

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