【書評】偽善入門 / 小池龍之介
偽善入門 / 小池龍之介
★★★☆☆(星3つ)
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善、偽善、悪、偽悪。
これらが本当はどんなものなのか、ほとんど誰も知りません。
善や悪が心身に与える効能についても、ほとんど誰も知りません。
知らないのに無意識的に、誰もが毎日、善や悪を使っています。
しかし知らなければ、うまく使いこなすこともできません。
善悪を誤用しますから、失敗もストレスも多くなる道理です。
善悪を上手に使いこなせれば、失敗もストレスもゼロになりますのに。
帯についていた、
「偽善」とて容量守れば効果抜群
という謳い文句に惹かれて購入。こちらもブックオフで100円。
偽善を否定?
最初は「偽善を否定する本なのかな?」と思ったけどそうではなく、世の中の善には多少なりとも偽の成分が含まれているよ、と伝えている本。
他人を変えようとするのではなく自分自身を変えるべきだ、という色々な本に書いてあることを「偽善」という切り口から詳しく説明している。
相手はもっと自分のことを気遣って、自分のプライドを傷つけないように配慮すべきだという「すべき」には道徳の香りが漂っているのです。
感情コントロール法
道徳教育で必要なのは、いたずらに衝動や感情をかきたてることではなく、むしろ自らの感情をコントロールする方法やテクニックが教えられるべきだと思うのです。
この本に書かれていたけどその通りだと思う。
感情自体と自分を一歩切り離すことが出来る精神的態度が大事。
禅
終盤ではこの「偽善」を理解した上で私たちがどのような振る舞いをするべきかが禅の側面から詳しく解説。
善業のエネルギーを作りますためには、欲や怒りの雑念なく、意識がさ迷うでもなく、今、目の前のやるべきことに、ぴったり心が集中していることが肝要です。
雑念を捨てて集中しろ、ってことね。
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まとめ
偽善の考え方が変わった。
自分の感情と自分自身を切り離す
目の前のことに集中する
この二つが大事だってことが学べたかな。目の前のことに全力で集中したい。
このブログもね、だらだら他のことしながら書くと時間かかっちゃうのよね。
Amazonでの評価も割と高いみたいだし、「偽善入門」オススメです。